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武侠小説を初めて読みました!

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武侠ものが好きでない方には まったくもって興味ない内容と思いますが
私には<初めて武侠小説(ドラマの原作)を読んだ!>という記念すべき事なので 
記事にしてアップしました♪






武侠ドラマが大好きだけど 一度も原作を読んだことがないので、 
<武侠ドラマが大好き!>と言う事に ちょっとした引け目のようなものが心にあったのですね。
先日 本屋をブラブラしている時に 新版の「笑傲江湖(霍建華版)邦題「月下の恋歌」」観たばかりだったからでしょうね。原作読もう!金庸先生の「笑傲江湖」を読もう!と思い立ちまして、探しましたがやはり店頭には置いていなくて、そのまま気持ちの勢いに乗って レジに行き 即注文してしまいました。

そして手に入れた 金庸 著「秘曲 笑傲江湖」全7巻 
まとめて全巻買ってしまったので 最後まで読み切れるのかどうか 不安がありながら読み始めました。
読みは始めてしばらくしても いっこうに主人公(令狐冲)は出てこず 他の登場人物(林平之の災難エピ)の話が続きまして、原作では主人公は林平之なのではないか と思うくらいの展開の仕方に驚きつつ、主人公・令狐冲の登場を待ちながら読み進めました。
そうしているうちにグッと物語に引き込まれていて 一気に読破。
やはり原作は面白かったです。すごく面白かった! 
何度もドラマ化されているのも納得です。
当然ですが 原作は感情の動きを含めて、すべてにおいて細やかに描かれているので、ドラマを観ていて どうしてそうなるのか? 人間関係や感情に動きに腑に落ちないというか 意味が分からなかったところが 原作を読んですべて納得できました。特に主人公(令狐冲)の師匠への尊敬の念の深さと初恋の人(岳霊珊)への想いの深さについて、原作にはきっちりと描いてあって 令狐冲の感情の変化の細かい所がクリアになったので 原作を読んで本当に良かったと思いました♪
原作を読んでみて 霍建華(ウォレス・フォ)の冷狐冲は、原作の冷狐冲より 爽やかで上品な感じはしました。

岳霊珊に恋する令狐冲に恋する任盈盈。教養があって賢くて恥ずかしがり屋 でもかなりの悪辣さある彼女。令狐冲に恋をした彼女が 彼の岳霊珊への想いまでもすべてを受け入れる懐の深い女性に変化していく様がとても素敵でした。


いままで映像(ドラマ・映画)でしか武侠ものを体験してなかったので、文字で表現される武侠の世界を理解する大変さもありました。武侠小説ならではの言葉 なかでも特に困ったのが使われる中国時代劇の武器。知らない武器ばかりで 文字で読んでもその武器の形がイメージできないのですよ。例えば<狼牙錘><袖箭>とか書かれていても その武器がどんな形なのか どう使うのか 全く想像できないのです。分からないまま読み進んでみてもそのシーンが正しくイメージできないので面白くなくて…。
一々検索して調べて、形を認識して 読み進めました。形が分かるとそのシーンは頭の中で鮮やか動きだし 面白さが格段にアップ。途中で第5巻の末尾に武器の画集が付いている事に気づいたのですが、そこにも載っていない武器も多かったので やはり検索の日々でした。そういった部分では 映像作品の優れている部分を感じました。
武器以外の単語でも 中国の故事からきている知らない言葉も多かったので、とにかく検索する事の多い読書でした。例えば<刎頸の交わり> 故事からきていて その友の為ならたとえ首を切られても悔いないくらい親しい交わりのこと だそうです。



金庸原作のドラマは観る度に登場人物が多いなぁ~と思っていましたが、
原作はもっともっと多かった(笑)
でも描写が優れているので 登場人物の多さに特に混乱することなく読み進めることが出来ました♪ ドラマを観たばかりで、登場人物が頭の中で整理されていたのも混乱しなかった要因なのかもしれません。 
ドラマを観た直後だったので 文章を読んでいると 自然と頭の中でドラマのキャストで映像化してしまうことがすごく面白かったです。
原作を読んでからドラマをみるとどうなるか 気になったので 次は逆をやってみたいです(笑)


金庸先生の小説かなり面白かったので 続けて金庸作品を読もうと決意
金庸先生の作品 全2巻の「連城訣」を手に入れたので、今から読みます!
その次は射鵰英雄伝だ!





☆原作小説とドラマ「霍建華版の笑傲江湖」との違い☆
思い出した順に羅列しています。自分の為の覚書ですので 丁寧ではありません。あしからず<(_ _)>
大きな違いとしては2つ
●原作では 東方不敗(とうほうふはい)は去勢した男性ですが、ドラマでは女性という設定になっている
●原作では、出番の多い桃谷六仙(桃根仙・桃幹仙・桃枝仙・桃葉仙・桃花仙・桃実仙)が ドラマでは登場しないこと

原作では 第6巻の冒頭に登場して即退場(20ページほどで死亡)の東方不敗(とうほうふはい)。ドラマでは、女性という設定で令狐冲に恋するというヒロインの扱いなので 最初から最後まで出番の多いキャラになっています。そうなると色々と無理がうまれ、それを解消する為ドラマではあれこれと変更しています。原作でのヒロインの任盈盈(じん・えいえい)の言動が ドラマでは東方不敗に割り当てられていることが多かったように思います。ドラマではそれによって東方不敗は悪辣ながらとても魅力的なキャラとなり 任盈盈のキャラの魅力は半減していたように思います。例をあげれば 瀕死の令狐冲の命を救う寺に留まったのは 原作では任盈盈なのに ドラマではその役割を東方不敗がしています。
東方不敗の寵臣である楊蓮亭を霍建華(ウォレス・フォ)がやっているのも ドラマならではのエピ これによって彼女のかなわぬ恋心が余計に悲しく見えましたね。これはこれで成功なのかなとも思います。


原作の重要人物の桃谷六仙 ドラマでは登場しないです。
天真爛漫で乱暴で愛らしい桃谷六仙たち 物事を迷惑に楽しく引っ掻き回す問題児。
このキャラがこの小説の大切な個性と感じるくらいかなり重要なキャラなのに ドラマでは登場しないのですよね。原作を読んでしまった今は 彼らが登場しないドラマは寂しいです。キャスティングは難しそうですし、濃いキャラの彼らが登場すると 若者受けしそうな綺麗なラブ史劇にはならないのは分かりますが、寂しいです。
彼らは原作ではかなり多く登場するので ドラマでは彼らの役割が沢山の人物に割り振られています。
崋山派の剣術流が 華山派の総帥の座を譲れと岳の所へ乗り込んできた時、成不憂を残虐に殺したのは 原作では桃谷六仙です ドラマでは東方不敗(とうほうふはい)でした。
ドラマでは 五仙教の藍鳳凰(らん・ほうおう)も桃谷六仙の役割を色々していました。
殺人医師の平一指の命令で 体の弱った令狐冲の面倒をみるように命じられるのは 原作では桃谷六仙(平一指に兄弟の命を救ってくれた恩があり 令狐冲の面倒をみないと兄弟の命を貰うと平一指におどされて)ですがが、ドラマでは体の弱った令狐冲の面倒をみるのは藍鳳凰(ドラマでは平一指に顔の整形手術をしてもらった恩です 原作に整形エピはなし)でした。五岳剣派の合併の件で集まった時に その場を引かかき回したのは、原作では桃谷六仙で ドラマでは藍鳳凰でした。そういえば藍鳳凰 原作では 血を失って瀕死の令狐冲にヒルを使って輸血したり 毒虫いりのお酒を飲ませたりしました。
 
ドラマでは 儀琳(ぎりん)の父が登場しないです。田伯光(でん・はくこう)に毒を飲ませたのは 原作では儀琳(ぎりん)の父 ドラマでは東方不敗(ドラマでは東方不敗と儀琳が姉妹という設定にして行動の正当性を生み出していました。妹の恋心をしっての姉としての行動です)でした。原作では儀琳の母も登場します。 ドラマでも掃除婦の唖(あ)おばさんとして登場しますが、母と名乗ることはなく終わってしまいます。でも原作の儀琳の母は思い込みの激しい凶暴な怖い女性で 娘の為と令狐冲を捕らえて 髪を剃って坊主にしまったりしていました。しかも本気で令狐冲を去勢しようとしていました(笑) 
原作で結構笑えた儀琳の両親エピは ドラマでは ないのが寂しい。 

ドラマでは、任盈盈は東方不敗に死に至る毒を飲まされますが、原作ではそのエピはまったくなしでした。
原作では五覇岡で案外あっさり自決してしまう平一指ですが、ドラマでは毒に侵された任盈盈の為に医者である彼の存在が必要になるので、最終回まで生きていましたね。

ドラマではさほど存在感のない魔教の向問天(こう・もんてん)ですが、原作では結構大活躍。
窮地に陥った向問天を令狐冲がなりゆきで(自暴自棄になり勢いで加勢かな?)助太刀したことで 共に逃げて 義兄弟になります。向問天は 教主を救う為梅荘に向かいますが、体調の悪い令狐冲を救う手立てがあると彼も連れていきます。ドラマでは梅荘に令狐冲を連れていくのは任盈盈。令狐冲が任盈盈の正体をしる過程も原作とドラマではかなり違っています。原作では2人(盈盈と令狐冲)が崖から落ちて 盈盈の顔が令狐冲に見えてしまい声で正体がバレます。

原作でいい味出している武当派の冲虚道長 ドラマでは登場しないです
原作では 寺に囚われている任盈盈を救出に向かう令狐冲が 途中で 武当派の冲虚に出くわし手合せするシーンがあります。仕掛けのある肘掛椅子を弟子に作らせたのは原作では冲虚。ドラマでは彼の役割を方生がやっていました。

ドラマでは 岳霊珊(がく・れいさん)と林平之(りん・へいし)の恋仲が深まっていく様子をかなり詳細に描いていますが、原作では 岳霊珊の言葉や六弟の陸大有の言葉などで 令狐冲がだんだんと二人の仲に気づく…ってな感じになっています。
ドラマでは 岳不群と林平之が去勢するシーンがありましたが 原作ではありません(笑)


原作では突然死する任我行(じん・がこう) ドラマでは 東方不敗に殺されます。

思い出せるのは これくらいでした。

by jiyong-xg | 2016-05-08 23:52 | 笑傲江湖(霍建華版)