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「三国志Three Kingdoms」7部危急存亡視聴終了♪④

「三国志Three Kingdoms」7部危急存亡95話最終回まで視聴終了♪
文字数制限の為①~⑥に分けてあります。7部の感想は⑥に書いてあります
以下自分のメモ的なもの(92話93話)ネタバレしてます。
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92話
蜀漢 成都
劉禅「相父 この10年で祁山出陣は5度目 もう体も無理がきかぬ くれぐれも大事に」
諸葛亮「ありがとうございます こたびこそ北伐を果たします」
劉禅「相父」
諸葛亮「何でしょうか?」
劉禅「手を貸そうか?」
諸葛亮「天子が何を仰るのです」
劉禅「朕は天子だがそなたの義理の息子でもある どうか御車へ(どうか気をつけて)」
諸葛亮「陛下 それでは出立します」
諸葛亮を見送る劉禅の目には涙
李豊(字 安国)「陛下 どうされました?」
劉禅「相父も老いたな もう二度と会えぬような気がして


祁山諸葛亮軍陣営
兵たち「丞相」
諸葛亮「楽にせよ 紹介しよう 私の旧友 揚偽だ 参軍として北伐の補佐をしてもらう」
兵たち「参軍をお迎えいたします」
楊儀(字 威公)「武名高き将軍方 共に大業を成しましょうぞ」
諸葛亮「魏延はなぜ姿をみせぬ?」
王平「丞相 私も先ほど知ったのですが魏延殿は昨夜騎兵を率いて北原へ出撃を」
諸葛亮「何だと?北原は百五十里も先の敵地ではないか 2万の鉄騎を連れてか?」
王平「はい」
諸葛亮「どういうことだ?」
姜維「丞相 実は3日前魏の鄭文なるものが投降してきました 将軍は当初敵の偽計と考え…」
諸葛亮「当然だ 話を続けろ」
姜維「事の起こりはこうです」
諸葛亮「鄭文はただの一兵卒だ そんなやつが将軍の秦朗を2合で斬り殺しただと?司馬懿が将軍にした男だぞ 私の見るに鄭文の投降は偽計で秦朗とやらも偽者であろう」
楊儀「司馬懿が北原にいるというのも偽りかと」
諸葛亮「その通り」
王平「何ということだ 我らも騙されるところでした」
姜維「魏延殿の鉄騎2万は我が軍の精鋭であり 長安・洛陽攻めの要 ここで鉄騎を失ったら北伐は果たせません」
諸葛亮「魏延が北原に行くには紫石谷を通るゆえ 司馬懿は必ず待ち伏せる 姜維・王平 本営の騎兵を率い敵の背後に回れ 司馬懿の兵は主力だ 敵とは奮戦せず 魏延を救い出せ」

諸葛亮「魏延 敵の策に落ちて 勝手に出陣し数千騎をうしなった この罪を何とする?」
魏延「私の責任です どうか厳罰を」
馬岱「魏延殿に咎はありません 私が功を焦り 余計な助言を」
諸葛亮「何だと?では棒叩き80回だ」
王平「丞相2人は功を焦りましたが沈着冷静に我々と共闘し司馬懿の背後を攻撃 敵損は約1万です」
楊儀「2人は負け勝利へ転じました 今回は大目にみて今後償わせては?」
諸葛亮「かくも取り成しなくば簡単にゆるさぬところだ 当面80叩きは勘弁してやろう 今日の教訓を決して忘れるでないぞ」


孫礼「大都督 蜀軍が毎日 軍営の前で罵っております」
司馬懿「その内容は?」
孫礼「罵詈雑言でとても口にできません」
司馬懿「言わせておけ それだけ諸葛亮は焦っているということだ こちらの思う壺だ」
兵「申し上げます 諸葛亮の使いが参りました」
司馬懿「今度は“直接攻撃”か  通せ」
楊儀「蜀の参軍の楊儀 我が丞相の命を受け魏の大都督に拝謁します」
司馬懿「楊儀殿か 何用で参った?」
楊儀「丞相の命礼で書簡と贈り物をお届けに」
司馬懿「命を賭してか?」
楊儀「丞相は申しました“大都督は大にして勇 智にして壮なり 立てば泰山のごとく 面の皮は城壁より厚い ゆえに喜怒を滅多に顔に出さず 従って使者に怒りをぶつけることなどせぬ”と」
司馬懿「私をよく知っておる 頂こう」
諸葛亮の書状<勇猛なる仲達殿が大軍を抱えながら 戦を恐れて縮こまるとは何事か?いつ女人になられた?ならばこの麗しき衣を贈呈せん 戦わぬのならこれを受け取られよ>
司馬懿「私を女扱いしたか」
孫礼が刀を抜いて楊儀を斬ろうとする 止める司馬懿
楊儀「艶やかな衣でございますな 果たして大都督のお体に合いますか」
衣を着る司馬懿「楊儀殿 どうだ似合うか?」
楊儀「よくお似合いです 例えるなら杯に蓋をしてそれがぴったり合わさったかごとし」
司馬懿「戻ったら孔明殿に礼を言ってくれ“見事な衣かたじけない”と」
楊儀「承知しました」
司馬懿「楊儀殿は蜀の賢人 こうして会えたのだ 酒の用意だ 酒を酌み交わそうぞ」
怒って出て行く将軍たち
司馬懿「楊儀殿 そなたが赤面することもあるまい」
楊儀「こんな派手な衣は初めてで目が眩みました」
司馬懿「杯を」
楊儀「大都督も」
司馬懿「孔明殿は達者かな?」
楊儀「丞相は極めて壮健で気力も旺盛です」
司馬懿「食事や睡眠はどうだ?公務が忙しかろう」
楊儀「睡眠は少し足りないようです 日々激務に追われて片時も休む暇がありませんから」
司馬懿「睡眠不足はでは体が持たん 孔明殿に伝えよ“人間は何事も欲をかかなければ 枕を高くして眠れる”
楊儀「ありがとうございます」


諸葛亮「今回兵糧を担当しているのは尚書の李豊 私が抜擢した人物だぞ いい加減な男ではない」
楊儀「丞相 予定を3日を過ぎたの到着しません 」
諸葛亮「我が30万の大軍は北伐のたび兵糧で苦労している 荊州が我らの手にあったなら… 言っても無駄だが上手く事が運ばぬとつい荊州のことを思ってしまう」


辱めを受けたと出陣するという孫礼たち将軍を止める司馬懿
司馬懿「わしを信じてくれ ここで戦わぬことが我らへ勝利を そして諸葛亮には死をもたらす」
将軍たち「承知しました」

諸葛亮「兵糧は運べたか?」
李豊「丞相 山道が塞がり兵らに担がせて運びました 苦難の末5千石余りを運搬したものの 8名が崖で転落死を」
諸葛亮「桟道の損傷はひどいのか?」
李豊「調べたところ十四里の道が崩壊し修復には時間を要します。」
楊儀「桟道が崩れたとなれば馬車は通れません 兵糧は人が担いで百丈山を越えるしかなく、それでは1日に数百石が限界です とても大軍を賄いきれません」
諸葛亮「天は魏を助け 蜀をお見捨てになったか」咳き込む諸葛亮
楊儀「漢中に引き返しましょう 兵糧が尽きてからでは遅いのです」
諸葛亮「撤退は出来ぬ ひとたび撤退すれば簡単には戻って来れぬ」
中略
諸葛亮「よき方法がある あれならば… 」図面を探す諸葛亮
諸葛亮「楊儀 この図面を陣中の工匠に渡して、同じ物を300台作らせ兵糧の運搬に使わせよ」
楊儀「これは一体なんですか?荷車のようで牛馬のような…」
諸葛亮「“木牛流馬”だ それなら険しい道も通れる 25年前私が臥竜岡で設計していたものだ 中原では無用と思っていたがまさか剣閣道で使うことになろうとは…」

桟道の損傷を知り蜀の兵糧の危機を知った司馬懿
司馬懿「粥も食べられなくしてやる 司馬昭 」
司馬昭「はい」
司馬懿「5千の兵を率いて拒馬塞近くに潜むのだ 蜀軍を待ち祁山の本営に運ぶ敵の兵糧を襲え ついでに砦も焼き払え」


93話
桟道崩壊で兵糧が運べずのこり3日分しか無くなった蜀軍
諸葛亮は王平を呼び出す
諸葛亮「富める者から糧食を借り兵糧不足を補うのだ」
王平「ここは隴西です 普通の民家すらほとんどありません」
諸葛亮「桁違いの富豪が1人いるではないか 数十万石を蓄えておる」
王平「それは?」
諸葛亮「司馬懿だ」
王平「何ですと?」
諸葛亮「報告ではつい先日30万石の兵糧が長安を出た 隴西を通り司馬懿の本営に運ばれる そなたにそれを奪って欲しい 」
王平「はい 兵はいかほど頂けますか?」
諸葛亮「1千騎だ」
王平「それだけ?丞相 それはあまりに少なくありませんか?」
諸葛亮「少ないどころか少なすぎるはずだ 30万石の兵糧だ 奪い取るには3千は必要だろう」
王平「いかにも わずか1千の兵で数百里を駆け敵を襲撃すれば兵糧を奪うどころか全滅もありえます」
諸葛亮「だがそれが限度なのだ 数が多くなれば魏軍に気づかれ警戒を強められる 1千であれば魏軍の装束を着て密かに近づき…」王平に策を耳打ちする諸葛亮
諸葛亮「分かったか?」
王平「承知しました」
諸葛亮「子均よ 兵糧の残りは知っての通りだ 34万の大軍がそなたの兵糧を待っておる そなただけが魏軍にいた経験があり熟知しておる 他の者では任務が果たせぬのだ 万一 兵糧を奪えずとも明日の3更までには戻れ 戻らぬか兵糧を奪えねば軍を漢中に撤退させる 子均よ すべてそなた次第だ」
王平「ご安心を 粉骨砕身して使命を全うします」
諸葛亮「立て 頼んだぞ」
王平「丞相 ご自愛を」


司馬懿「諸葛亮め 私を誘き出せないので兵糧を狙いおったか 荷車を奪わせそれを使うように仕向けて我らの兵糧を奪ったのだ(わざと木牛流馬を与え兵糧を運ばせ、のちにそれを奪う気だったのだ)」
司馬昭「父上 諸葛亮に30万石も渡れば大変なことになります 追撃を 」
司馬懿「南へ行く道は何十本もあるのだぞ!どの道を行く?(分かったとしても)小数の兵では兵糧を取り戻せぬし(兵が)多くても伏兵に遭う 兵糧ばかりか数万の兵まで失うぞ 戻るぞ」

王平が兵糧を奪い陣営に戻ってきた
諸葛亮「よいぞ よくやった 王平よ そなたが我が軍を救ってくれた」


司馬懿「指揮はわしが執る 諸葛亮はわしから30万石の兵糧を奪った 自ら奪い返し陛下にお詫びする」

諸葛亮が姜維に話している
諸葛亮「要するに兵法の極意というのは、術ではなく道にあるのだ 万物の変化には虚実と奇正がある。術は上辺にすぎず、根底にある道こそが肝要 そのことを理解するのは千の陣法を学ぶより重要だ」
楊儀「丞相 突然魏の大軍が現れこの祁山に迫っています」
諸葛亮「相手の規模は?司馬懿は中にいるか?」
楊儀「軍勢は10万を下らず雍涼の精鋭です 率いるは孫礼と郭淮で中軍に司馬懿の旗が」
姜維「自ら出陣とは決戦を行う気では?」
諸葛亮「そうではない 虚実と奇正を忘れたか?司馬懿の旗があれば本人はそこにおらぬ 逆に司馬懿がいる場合は自分の旗を見せぬはずだ 司馬懿とは長く戦ってきた 采配から陣法や兵略に至るまでやつの手は熟知している 我が精鋭が上方谷にいると知り、手薄となった祁山の本営を攻めてきたのだ されど本当に私を捕らえる気なら密かに進軍するはず 派手に攻めてきたということはそれは虚勢だということだ」
姜維「司馬懿の真の狙いは上方谷(兵糧の保管場所)なのですか?」
諸葛亮「さよう 上方谷が真の狙いだ 私の読み通りなら今頃は司馬懿が大軍を率いて谷にいるはず 魏延と王平が離れた隙(上方谷を守るのは魏延と王平)に上方谷を攻め落とし兵糧を焼き我が命脈を断つ気だ」
楊儀「すぐその旨を魏延と王平に伝えます」
諸葛亮「間に合わぬ 魏延は急を聞けばすぐ駆けつける」
姜維「丞相 もしそうであれば司馬懿の思う壺です」
諸葛亮「前もって王平に策を授けてある もし司馬懿が上方谷を落としたとしても、兵糧はやつの元に戻らぬ」


姜維「丞相 魏延殿の軍が到着し敵軍が崩れ始めました」
諸葛亮「今すぐ廖化(りょうか)に伝令せよ “兵馬を率いて上方谷へ行き王平の軍と呼応し司馬懿の侵入を確認後谷口を封じよ”と」
姜維「廖化の軍は1万足らず魏延殿にお命じになっては?」
諸葛亮「廖化の軍の方が上方谷に近い 魏延には敵の本陣を任せる」
魏延「承知しました」
諸葛亮「楊儀よ」楊儀「何でしょう?」
諸葛亮「衛兵の数は?」楊儀「300ほどです」
諸葛亮「上方谷山頂まで護衛させよ」
楊儀「標高もありかなり遠いかと この戦ももう決します 病を押して行かずとも…」
諸葛亮「先ほど勧めた陳倉ははるかに遠い場所だったぞ それがなぜ上方谷だと止めるのだ?」
楊儀「丞相 攻めていた魏軍は上方谷に向かいました 途中でやつらに出会えば数百の兵ではお守りできません」
諸葛亮「私と司馬懿は長年戦ってきた 今日があの者の最後だ見送らぬわけにはいかぬ 行くぞ」

諸葛亮「ここなら上方谷が見渡せる 魏軍がいるぞ かなりの数だ」
楊儀「谷口を押さえながらまだ中に入りません」
諸葛亮「ためらっているのだろう 司馬懿は老獪ゆえ一歩ごとに用心を深める」
楊儀「我らはいかに?」
諸葛亮「何もできぬ やるべきことはやった あとは天に任せよう」


司馬懿「祁山の状況を聞いてから動く」
司馬昭「分かりました」
兵「申し上げます 大都督 魏延の軍が祁山に到着し郭淮殿と膠着状態です」
司馬懿「祁山はここから80里余り たとえ羽が生えても着くまで2刻はかかる」
司馬昭「父上 ご命令ください」
司馬懿「命を下す!全軍谷へ入り兵糧を奪った後谷を焼く払うのだ!われに続け!」

司馬懿「諸葛亮よ そなたの努力はまったくの徒労であったな 兵糧無しに戦は続けられまい(そなたが奪った我らの兵糧奪い返したぞ どうする?いかにして逃げるのだ)」
司馬昭「兵糧を積めとご命令を」
司馬懿「積め!」
司馬昭「早く載せろ!」「急げ!」
米の匂い嗅ぎ口に入れる司馬懿 米を吐き出す
司馬懿「油が浸みておる」
兵「大都督 倉の下に骸炭があります」
司馬懿「いかん!今すぐ撤退だ」
兵「皆早く退け!!」
蜀の攻撃で爆発し一面炎に囲まれる司馬懿と魏軍


諸葛亮「見事な火だ 夷陵の火攻めにも勝る」
楊儀「丞相 司馬懿が見えます ご覧になってください 火の中を逃げ回っています」
諸葛亮「王平が谷口を固めている 司馬懿は火の海に溺れるしかない 天といえどもやつを救えぬぞ 」
跪く諸葛亮
諸葛亮「ご主君!ようやく雍涼の平定が叶います 中原を平定できるのです 大漢がついに再興できます」


司馬懿「出られはせぬ」
司馬昭「父上 私の部隊は皆勇猛な兵士ゆえ火が弱まれば突破できます」
司馬懿「無理なことは分かっておろう?諸葛亮は暇さえあれば策を練っているような男 その兵略は極めて緻密だ どれだけの油を撒き骸炭を埋めどれだけの時間をかければ谷を焼きつくせるかなど とうに計算済みだ 皆に抵抗は止めろと伝えよ 蜀に降ることを許す」
司馬昭「それはなりません」
司馬懿「伝えよ」
司馬昭「いいえ従えません 投降はなりませんぞ 父上!」
司馬懿「全軍 聞け 」
兵たち「大都督」 「大都督」
司馬懿「皆よく戦ってくれた こんな状況に陥ったにはわしの責任だ ゆえにそなたたちは武器を捨てよ 谷を出て蜀軍に降るが良い」
兵「大都督は?どうなさるのです?」
剣を抜く司馬懿「私は蜀に殉じねばならぬ」
兵「大都督 私は大都督にお供いたします」兵「私も残ります共に死なせてください」
兵たち「我々は死んでも投降しません 大都督と死を選びます」
司馬懿「皆は天下一の戦死だ 心から礼を言う」
司馬昭「“風 蕭々として 易水 寒し 壮士 ひとたび去ってまた帰らず”」
兵士たち「“風 蕭々として 易水 寒し 壮士 ひとたび去ってまた帰らず”」
☆荊軻「風蕭蕭兮易水寒、壮士一去兮不復還」


楊儀「魏軍は抵抗を止め歌を歌っています」
諸葛亮「どんな歌だ?」
楊儀「“風 蕭々として 易水 寒し”」
諸葛亮「それは秦王暗殺の前に易水の畔で荊軻が詠んだ歌だ 司馬懿が歌に託しているのは蜀漢には屈さぬという決意 なんと気高い男か 敬服に値する 司馬懿よ 英雄に相応しい潔さだ」


司馬懿「“酒に対えば 当に歌うべし 人生幾ばくぞ たとえば朝露のごとし 去りゆきし日は はなはだ多し”太祖今すぐおそばに参ります」
剣を首に当てる司馬懿 その瞬間剣に落ちた水滴 雨が降り出す 天を見る司馬懿
兵「雨だぞ!助かった」
司馬昭「父上雨です 皆喜べ恵みの雨だぞ 降ってきた!感謝します」
司馬昭「天は我らを助けた 蜀軍をつぶせということだ 皆の者私の後に続け!」

 

by jiyong-xg | 2011-11-02 21:56 | 三国志Three Kingdoms