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「三国志Three Kingdoms」6部天下三分まで視聴終了その2

         呉への出兵を強行する劉備を止められなかった諸葛亮。奏でていた琴の…。
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                     かつての劉備の姿は?
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「三国志Three Kingdoms」6部天下三分83話まで視聴終了その2
文字数が多すぎてアップできなかったので 2つに分けました。

以下自分のメモ的なもの ネタバレ




79話
諸葛瑾は孫権に江東を守る為曹丕に投降するように進言。
魯粛墓の前の孫権に声をかける張昭「我が君」
孫権「諸葛瑾が降伏を進言してきた 曹丕に上奏して臣下になれと言うのだ 孫家三代の基業をむざむざ譲り渡すことなどできぬ」
張昭「降伏の旨を上奏しなければ呉は滅びるしかありません しかし上奏すれば生き永らえますぞ」
孫権「その根拠は?」
張昭「劉備が即位して三者が並び立ちました 今誰一人欠けてもこの均衡は崩れます 曹丕も目指すところは劉備同様に天下統一で、劉備が呉を奪うのは許せないはず 呉がなくなれば魏の存続も危うくなります 曹丕が最も望んでいるのは、蜀と呉が共に疲弊することであり、決して呉の滅亡ではありません」
孫権「それは分かっている だが曹丕に降るのは屈辱でしかない」
張昭「国の主というのは、数限りない屈辱に耐えねばならぬもの」
孫権「子布 」
張昭「はい」
孫権「使者は誰がいい?」
張昭「趙咨(ちょうし)は相当の知恵者ですぞ あの者ならば、ご主君が降伏する旨を伝えても尊厳を傷つけないでしょう」
孫権「よかろう すぐに降伏の上奏文を書き趙咨を洛陽へ派遣せよ」


80話
兵「ご主君がお召しだ」
陸遜「私が監禁されてから今日で13日か?」
兵「はい」
「陸遜が参りました」
孫権「陸遜 我が軍は富池口で大敗した 10万いた精鋭がほとんど壊滅状態だ 将軍の程普と甘寧、他にも潘璋と馬忠らが戦死した 今劉備の大軍は夷陵に迫っている あれは中原最後の要害だ 夷陵を失えば蜀軍に必ず荊州も取られる さすれば呉は一巻の終わりだ」
陸遜「大都督の虎符?」
孫権「陸遜 大都督として三軍を統率し劉備を迎え撃て」
陸遜「お聞きしたいことがございます お答えください」
孫権「何だ?」
陸遜「私を監禁していたのは戦況を見守っていた為では?富池口が大勝した場合私の出番はなかった しかし大敗したため私を登用されるのでは?」
孫権「もし勝っていたら、用いぬばかりか軍心を乱した罪に問うていた だがそなたは大敗を予見にていた
陸遜 私も聞きたい陣外で大言壮語したのは、私への直訴ではなく己の売り込みでは?」
陸遜「お許しください」
孫権「あの言葉が的中したのは残念だ “大軍を出撃させるのは羊に虎口に送るのも同じ”的を射ていた この戦で我が軍は騎兵の大半を失った 闞沢によるとそなたは国家の柱で、呉の命運を担う人物だそうだ」
陸遜「思いますに、この人選に反対する者は少なくありません」
孫権「闞沢の10倍だ」
陸遜「さすれば江東の文武は私に服しません 私は一介の書生にすぎません 才や徳もなくこの大任には不適格です」
孫権「亡き兄の孫策が江東を率いたのは21歳だ 私が父兄の大業を継承したのは18歳  周瑜は赤壁の時30路前後 呉では昔から若輩が英雄となる 危急存亡の時に用いる以上栄辱も生死も共にする」
陸遜「恐れ入ります」
孫権「将台を設けた 明日午の刻 文武が集合する 私が登壇してそなたの威を示す」
陸遜「ご命令に従います」


7万の兵を失った韓当 周泰に死罪を申し渡す孫権 諸葛瑾と張昭が止めようとするが、孫権は聞かない
陸遜「待て」と韓当 周泰が連れて行かれるのを止める
陸遜「ご主君 私は大都督に任ぜられました 兵権を預かる以上三軍の兵の生死は大都督の管轄と存じます」
孫権「どうしたい?」
陸遜「富池口の戦で韓当 周泰の2将は功罪が両方がございます 軽率な出陣は罪ですが、蜀軍の五虎大将軍・黄忠を殺したのは功です また20日以上も夷陵を守り抜きました  20日の防御ではご不満かもしれません しかし今後 勝敗の鍵となる可能性があります 2将の軍中での職を剥奪し前線送りにしてはいかがでしょうか?」
孫権「そなたは大都督だ 意に従おう」
韓当 周泰「感謝いたします」
孫権「礼など要らん 私は許さん」
韓当 周泰「大都督感謝いたします」
陸遜「そなたらは7万の精鋭を失った 後日7万の敵を斬れ さもなくば私が両名の罪を罰する」
韓当 周泰「承知しました」
孫権「陸遜 戦のことはそなたに一任する 母上の持病が再発したので私は建業へ戻る」


陸遜の敗退に罷免を求める声
張昭「ご主君が陸遜を抜擢することに私は元々反対だった 言葉は尽くしたのだ あとは殉国するのみ」
孫権「子布の忠心に感動したが殉国の言には同意できん」
一同「ご主君」
孫権「陸遜を辞めさせろと言うのか?よいか私は陸遜を替えぬ 戦のやり方は数限りなくある 重要なのは過程ではなく結果 陸遜は今3連敗中だが10連敗しよと絶対に替えぬ」
「ご主君 韓当と周泰は富池口での1敗で危うく斬首に なぜ陸遜は連敗しても放置なさるのです?」
孫権「よいか 負け方が違う 韓当と周泰の負けは数万の兵を失わせた 陸遜の負けは砦を失ったのみだ 大損害ではない ゆえに2者は比較できぬ」
「兵の損失は少なくとも城や領地の喪失は重罪です 看過なされば今後兵は城を捨てて逃げ出しますぞ」
一同「ご主君」
孫権「蜀の兵は多く 呉の兵は少ない ましてや蜀の騎兵は呉軍に勝っておる ゆえに城を失うことは避けられぬ 今我が呉に必要なのは城でも砦の壁でもない 軍力だ よいか 軍力と闘志さえあればいくら城を失おうがまた取り戻せる 」
張昭「ご主君 申し上げにくいのですが、どうしても1つ… 」
孫権「申せ」
張昭「江口にて陣頭指揮をお執りください やはり いざという時はご主君がおられると大きく違って参ります」 

81話
劉備軍
馬謖は諸葛亮の文を劉備に渡す
諸葛亮の文「出陣されてから連戦連勝とのこと、陛下の知勇には驚嘆するのみ 敬服いたします されど心配性の孔明は心配でなりませぬ 陸遜は名声こそありませんが、長年兵法を学び10年かけて鋳造した剣も同然 決して油断なさいませんように」
中略
劉備「馬謖よ そなたは春秋時代の趙括(ちょうかつ)を知っておろう 趙括が研究した兵法は陸遜よりもはるかに多い だが結果は机上の空論だった 恐るるに足らん 数日休んで成都へ戻ったら孔明に伝えてくれ 
“こたびの戦は呉を倒す鍵となる 我らは進んでも退かぬ 勝利はあっても敗北はない”朕が自らに下した軍令だ 秋になったら孔明に兵糧と武具を用意させ猇亭の前線に運ばせよ」
馬謖「承知しました」


跑虎砦 陸遜軍を訪れた孫権
孫権「この2ヶ月 我が軍は5倍の敵と渡り合ってきた 敵に隙を与えることなく、傲慢な劉備の鼻をくじき呉軍の威力を見せた 私はそれを聞いて喜びを禁じえない」
陸遜「恐れ入ります 褒美はすべて全軍の将兵に分け与えます ただ私は受け取るわけには参りません 私にはご処罰を」
孫権「なぜだ?」
陸遜「私は傅将軍を打ち首に処しました」
孫権「なるほど轅門をくぐった時傅駿の首を見かけた 将軍たちよ 私が何を考えているか分かるか?もし陸遜が法を曲げてでも傅駿を斬らなければ、私の首は劉備に斬られて建業の城楼に晒されよう」
将軍一同「ご主君」
孫権「陸遜 褒美は不要と申したな よかろう では別の物を与える ここへ持って参れ 」
兵が箱を運んでくる。ふたを開ける孫権
孫権「陸遜 老臣からの上奏文だ そなたを大都督から外せとの諫言だ 今日これをそなたに与えよう」
上奏文を燃やす孫権 
陸遜「ご主君 必ずご主君に“炎”をお返しします 天を覆う勝利の炎を…」

跑虎砦 陸遜軍
兵「大都督 蜀軍が林に移動しました 陣は数百里、陣営は40余に」
陸遜「間違いあるまいな 移したのは一部か それとも全軍か?」
兵「全軍を写した模様です 劉備の中軍も林に入りました 秋を待つのではないかと」
陸遜「負ける 必ず蜀は負ける」

部下を集める陸遜
一同「大都督」
陸遜「2月前 私はそなたたちに言った “天より30万の大軍が降りる”と だが一笑にされた 今一度言う もう30万の大軍は来ている 見渡してもおらぬ 私が言う30万の大軍とは、この酷暑と疫病と風土のことなのだ すでに蜀軍の10の陣営中3つが壊滅状態(疫病で) 病でなくとも士気はおちる この蜀軍の損失は、天が我らに30万の大軍を与えたに等しい」
「70万の蜀軍が今や70万の病人だ」
陸遜「病だけではないぞ 将軍らよ あの山林を見よ 乾き切った薪が積み上げられた竃も同然だ あれに火を放てば、劉備と70万の大軍は無惨に焼き殺されよう」
「火攻めを用いると?」
陸遜「いかにも 昔 周瑜殿は赤壁の大火で曹操軍を全滅させた 今回の炎は赤壁とは比べものにならん 劉備と70万の大軍を跡形もなく消し去るぞ」


洛陽
曹丕に面会しようとやってきた司馬懿
咳き込む曹丕 声をかけず様子を伺う司馬懿
「陛下 早くお薬を 陛下 すぐに太医を」
曹丕「太医には夜中診てもらった これは朕が幼少の頃からの持病だ 一進一退でいかなる良薬でも治らぬのだ」
「陛下お薬を」
曹丕「よいか 朕の病のことは誰にも言ってはならぬぞ もし誰かに知られたら許さぬからな」
「承知しました」
途中まで引き返した司馬懿「司馬懿がお目通りを」
「陛下の命です お入りください」


司馬懿邸
寝転がっている司馬懿
司馬懿「子尚 何用だ?」
司馬昭「朝廷の噂では陛下が父上を叱責されたとか」
司馬懿「伝わるのが早いな」
司馬昭「誠ですか?」
司馬懿「隠さずに言う 本当だ 劉備の出陣で蜀が必ずかつと思っていた 陸遜に負かされようとは誰が考えようか」
司馬昭「劉備には勢いがあり 陛下を含め蜀が勝つと思っていました 父上だけでは…」
司馬懿「意味深長なのはその先なのだ 考えてみよ なぜ陛下が他の者は責めず、あえて私に罪を問うたかを」
司馬昭「父上の排斥を?」
司馬懿「そうだ 私は長年陛下のために働いてきた 位は高くないが朝廷の中でも影響力がある こうした権威は誰もが妬むものだ とりわけ曹氏一族は心穏やかではあるまい 私の一番の苦痛は責められたことではなく、ずっと陛下が警戒していることだ」
司馬昭「ありえません」
起き上がる司馬懿
司馬懿「私が陛下に自らの出陣を願うと、はっきりと拒絶された そして曹休・曹仁・曹真を出陣させると 信頼するのは一族なのだ 陛下は私に兵を預けたくなかった」
司馬昭「ただちに内密で一族、及び門下に伝えます “今後 朝廷の諸官は注意を怠らず 権勢に頼るな 絶対に学者も商売人も朝廷を批判してはならぬ”と」
司馬懿「そうだな それがよい 息子も成長したものだ 何者だ?」
「旦那様」と答え部屋に入ってくる静姝(せいしゅ)
静姝「どうぞ 羹を用意しました お召し上がりを」
司馬懿「静姝 また腕を上げたな」
静姝「お気に召しましたらいつでもお持ちします」
表情が曇る司馬昭
静姝「お邪魔ですね」
司馬懿「構わぬ」
父を見る司馬昭
司馬懿「座っておれ そなたも家族だ 静姝よ よいか私が子尚と話していても、遠慮は要らぬ」
司馬昭をみる司馬懿「昭よ続けよ」
司馬昭「春の大雨で先祖代々の墓が崩れ、墓を立て直すので祭文を書いて欲しいと…


82話
成都
諸葛亮「幼常よ 呉は人の尽きぬ国だな 孫策の後には孫権が現れ 周瑜の後には魯粛が現れた 呂蒙の後にはあの陸遜だ 陸遜は名は知られておらぬが、実に手強い人物だ 幾度負けようとも乱れず辱めを受けても動じず、ついには陛下を窮地に追い込んだ あの知勇はかつての周瑜にも劣らぬ」
馬謖「そうですね 陸遜がいれば呉はこの先20年は安泰です」
諸葛亮「今回陛下が敗北した場合 魏・呉・蜀の形勢はどのようになると思う?」
馬謖「恐らくこの戦が終わったあと呉・蜀の兵力は激減 魏が再び優位に立ちます 呉・蜀は遺恨を捨てて共に魏に向かわねば滅びます」
諸葛亮「そうだな 鋭い見識だ 感心したぞ そなたの才は陸遜にも劣らぬ」


兵「申し上げます 積み石の上に碁器(諸葛亮が馬謖に命じ置かせたもの)がありました」
陸遜「開けてみよ」
兵「蝉と蟷螂の死骸が中に」
陸遜「蟷螂 蝉を窺い 黄雀 後ろにあり」
兵「何の意図が?」
陸遜「孔明の警告だ “用心せねば曹丕に隙を突かれる そうなれば蟷螂も蝉も共に命を落す”と」


和睦の使者として諸葛瑾が白帝城にやってくる
捕らえた兵、船、食料をすべて返還するという呉の孫権
諸葛瑾「呉王は夷陵での勝利は幸運にすぎないと考えており、謝罪の意を表しております 陛下呉王の願いは陛下が遺恨を水に流され、再び同盟を結び魏に対することです」
血をはく劉備「そなたは朕を侮辱しに参ったのか?」倒れる劉備

白帝城
劉備「阿斗よ」
阿斗(劉禅)「お目覚めですか?」
劉備「どのくらい寝ていた」
阿斗「丸1日でございます」
劉備「そんなにか…ずっとそこで正座をしておったか?」
阿斗「はい」
劉備「ここへ来い 床に座っていては体を冷やす 諸葛瑾は?」
阿斗「丞相が宿舎を用意しました。
劉備「丞相は和睦に応じたのか?」
阿斗「何の和睦ですか?」
劉備「魏に抗するため、、もう一度同盟をと 呉が申し出てであろう?」
阿斗「そういえば丞相が父帝の命をお待ちすると」
劉備「お前はどう思う?」
阿斗「私は父帝の仰る通りに」
劉備「なぜ自分の意見を言えぬのだ? お前はこの国の太子なのだぞ」
阿斗「自分で考えるなんて…」
劉備「お前に聞く 父がいなくなった後お前はこの蜀漢を受け継ぎ、漢室を再興できるか?」
阿斗「父帝は絶対死んだりしません」
劉備「その話ではない 大業を受け継ぐ覚悟を問うておるのだ」
阿斗「そんなこと考えたこともありません 私の望みは…」
劉備「何だ?」
阿斗「息子でいることです」
風で灯りが消える
阿斗「父帝 そこの灯りが消えました」
劉備「灯りが消えたらどうすればよい?」
阿斗「父帝にお伺いを」
劉備「阿斗よ もしお前が生まれたのが普通の家であったなら、今よりずっと幸せに過ごせたであろう」
阿斗「庶民の家の息子など嫌です 私は一生父帝の息子でいたいのです」
劉備「丞相に伝えてくれ 朕は申し出を受け入れる 呉王孫権と再び同盟を結ぶ」


83話
阿斗「丞相が参りました」
諸葛亮「陛下に拝謁致します」
劉備「孔明 ここに来い」
諸葛亮「陛下」
劉備「孔明 白髪が出てきたな その昔朕が三度庵を訪ねた時、そなたは血気盛んでまだ27歳だった それが瞬く間に白髪まじりなってしまった」
諸葛亮「陛下に南陽の山でお取り立て頂いたことは、我が人生で何よりの喜びです」
劉備「感謝すべきはこの劉備だ 先生がいなければ朕は屍になっていた 先生の支えがあったからこそ今の大業を成し得たのだ されど帝位に就いた後朕は驕り高ぶった 先生の忠言を聞き入れず夷陵で大敗を喫した あの敗戦で蜀は活力を大いに損ない 長年蓄えてきた兵馬や兵糧を一朝にして失った 孔明よ 朕は胸が締め付けられる思いだ」
諸葛亮「陛下 もうそのことは…」
劉備「孔明よ かつて隆中で交わした話をまだ覚えておるか?
諸葛亮「もちろんです“今や曹操の兵は百万 天子を抱え諸侯に命令しています 鋒を争うことはできません 一方孫氏兄弟は江東を治めること3代 民は富み兵は勇猛 同盟を組むべきで攻めてはなりません”」
劉備「“荊州を押さえ 益州を攻め 蜀の国を得る 外は孫氏と結び 内は仁政を敷く 天下の変を待ち 両川の兵馬を率い 秦川攻め入らば 天下の民は飲食を用意して喜んで王師を迎える これを行えば大業を成し遂げ漢室を再興できる”と」
諸葛亮「10数年が経ってもまだ陛下は覚えていらしたのですね」
劉備「先生の“隆中対”はとこしえに変わらず耳に残っている 思い起こすたびに甘露を飲むようであった 」
阿斗のほうを見る劉備「阿斗 起こしてくれ」
阿斗に助けられ起き上がり諸葛亮の正面に座る劉備。
劉備「孔明 我が息子をどう思う?」
諸葛亮「聖君の後は竜鳳が継ぎます」
劉備「この子は賢いが、あまりに体がひ弱だ 孔明 我が命は旦夕に迫る 大事を託さざるを得ない」
諸葛亮「陛下 それはなりません よいか そなたの才は曹丕に勝る 孫権の十倍いや百倍だ そなたがいれば蜀は必ずや強固となり大業を成せる 我が子の阿斗だが補佐役を望みなら補佐してくれ、だが阿斗が大器になれぬと思うならば…その時はそなたが取って代わり帝位を継ぎて蜀を治めてくれ」
諸葛亮「陛下 私は生涯陛下と太子に忠誠を尽くすのみ 肝脳 地に塗れ天地が崩れようとも分不相応な考えは抱きません」
劉備「孔明 按ずることはない 今のは皆本心だ」
諸葛亮「陛下のご恩に報いるべくこの身を粉にして忠節を尽くします それを違えるは我が命尽きる時のみ」
劉備「阿斗」
阿斗「父帝」
劉備「先生に額ずけ 今日より孔明先生はそなたの亜父だ 先生を君主のごとく父のごとく敬うのだ」
頷く阿斗は諸葛亮に礼をしようとする 止める諸葛亮
諸葛亮「陛下 これはなりませぬ」
劉備「先生 よもやまもなく死ぬ者の頼みを断ると仰せか?」
「相父」と言い諸葛亮に拝礼する阿斗
劉備「よいぞ この拝礼で朕はもう安心して死ねる」
馬謖がやってくる「陛下」
劉備「幼常 何だ?」
馬謖「文武大臣たちが外で待っております」
劉備「分かった」下がる馬謖
劉備「孔明 そなたは馬謖の才をどう思う?」
諸葛亮「当代の英才・陸遜にも劣りませぬ」
劉備「幼常は多くの兵法書を読んでおる だがその話はいつも大言壮語で大事は任せられぬ」
諸葛亮「その旨肝に銘じます」
咳き込む劉備
阿斗「父帝」
諸葛亮「陛下」
劉備「孔明 臣下たちをここに通してくれ 」
諸葛亮「承知しました」と下がる諸葛亮
劉備「阿斗よ」
阿斗「はい」
劉備「分かっておるか?なぜ父が丞相を君主のように父のように敬えといったかを?」
阿斗「いいえ」
劉備「なぜならば… そうしてこそ、そなたはつつがなく過ごせるからだ」
阿斗「分かりました」
劉備「“高祖本紀”を覚えたか?」
阿斗「はい」
劉備「諳んじろ」
阿斗「高祖は沛の豊邑 中陽里の人なり 姓は劉氏 字は季 父は太公 母は劉媼という その昔 劉媼は大きな沢の水辺で休み 夢の中で神に会い…そして…」
劉備「“この時 雷電晦冥たり 太公行きて見れば 蛟竜をその上に見る 劉媼は身ごもりついに高祖を生む”まだ覚えておらぬのか?」
阿斗「私は真にうつけ者です」泣く阿斗の頬をなでる劉備
阿斗「父帝!父帝!」
<西暦223年 劉備は大業の半ばで白帝城に崩御した 享年63歳 
太子・劉禅が帝位を継承し蜀漢は劉禅の時代となった>

by jiyong-xg | 2011-10-19 22:11 | 三国志Three Kingdoms